こーちょーの業務日誌/2020年3月/1日

Last-modified: Mon, 02 Mar 2020 02:10:15 JST (1520d)
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1日 蝶が舞い、蜂が飛ぶ

昨日の夜からの雨は夜明け前にはやんでいたようだ。
今日は気温が高くなるという天気予報の予想通りの展開に。
こういう日は観察日和。

 

正午近くについに家を出発。まずはF公園へ。
アブラナ(種は不明)には今日も二ホンミツバチ、あ、セイヨウミツバチもいた!
https://livedoor.blogimg.jp/konton57-ero/imgs/1/d/1dd5c8b9.jpg
http://hanbun-eroi.blog.jp/archives/22110484.html
振り返れば、このセイヨウミツバチの写真が本日のベストショット。
ミツバチを激写している合間、ふと見ると、うわ、キタテハ!今シーズン初。
http://hanbun-eroi.blog.jp/archives/22110601.html
撮りまくる。なかなか慎重な個体で、ちょっと近づくとすぐ逃げる。

 

存分に撮った後、あ、蜂じゃないのがいる。虻だ。
調べたところナミハナアブ。平凡すぎる名前にズコッときた。
しかし、模様だけならシマハナアブも似ている。
違いは、前翅に黒っぽいところがあればナミハナアブと。
http://yurinoki.main.jp/musi2_2/simahanaabu.html

 

図書館近くの菜の花畑へ。
今日は二ホンミツバチが多いな。もちろんセイヨウミツバチもいる。
二ホンミツバチとセイヨウミツバチのツーショットを撮りたかったのだが、結局かなわず。
二ホンミツバチ同士、セイヨウミツバチ同士が近づくことはままあるのだが、
別種が近づくと、すぐ離れてしまうように見えた。
写真を撮りたいからそう思えてしまう可能性は否定できない。

 

木をつつく音がする。コゲラだとしたら、音の間が開きすぎる。
シジュウカラが木をつついても似たような音がするが、それもちょっと違和感。
しばらくして、小鳥が動いているのが見えた。
望遠レンズでのぞくと、あ、ジョウビタキのメスだ。
そうだ、そんな鳴き方するんだった。
何枚か撮る。撮っている間中、左のほうから、この鳴き声はアオジだよなってのも聞こえたが、
何度かそっちのほうも見たが、結局姿は見られなかった。

 

ジョウビタキの近く、別の小鳥が地面からぱっと飛んできた。
微妙に違う。カメラでのぞくと、お、モズのメス。こちらも撮らしてもらう。
バリバリ肉食のモズは、目が正面についている。完全にこちらのレンズ見てるよ。
その写真も撮れた。これはかなりうれしい。

 

ジョウビタキもそうだったが、何度か地面に降りてはまた元居た場所にもどるを繰り返す。
モズが明らかに何かを咥えた。その写真と動画も撮った。何か虫だろうか。
ミミズのようには見えなかった。虫だとしたら、今の時期、どんな虫がいるだろう。
そのうち、まずかったのか、こぼしたようにも見えた。あるいは一部すてたのか。

 

おばあさんに話しかけられた。土地の持ち主かと思ったら、道のお尋ねだった。
うまく教えられなかったので、いっしょに行くことに。
これが功を奏し、今シーズン初のモンシロチョウが見られた!
飛び回っていて、止まることがないので、撮れなかったけど。

 

スマホのナビにしたがって行ったので、はじめはどこを歩いているかいまいちわからなかったが、
まだ下の子が生まれる前、よくこの辺を散歩したりしていたのを思い出した。
モンシロチョウを見た道路を挟んではす向かいのところには、キャベツ畑。
なるほどね。ただ、トラクターで古いキャベツは次々に蹂躙されていた(涙)。
おばあさんは、あ、ここかとわかったので(なんと、自宅に戻れなくなっていたのだ)、ここでお別れ。

 

モンシロチョウを探すも、全然おらず、代わりに、すさまじい虫食いのキャベツを発見。
そこには、モンシロチョウの幼虫のにしては大きすぎるのではないかと思われる、
たくさんの糞らしきものが水にぬれて、丸まったキャベツの葉の上に転がっていた。
やっぱり写真撮っておけばよかった。

 

さっきと同じか別のものかモンシロチョウをまた見る。追いかける。追いかける。追いかける。
見失う。
ああ、こんなところにそういえば野球のグラウンドがあったなあ。懐かしい。
その北側のちょい雑木林に入っていく。こっちのほうに飛んでいったが、まあ、いないだろうな。

 

足元にはオオイヌノフグリとヒメオドリコソウが咲く。
あ、ヒラタアブ。蜜蜂ばかり見ていたので妙に新鮮。
なんとか撮ろうとするも、なかなか撮れない。そのホバリングしているところを撮りたい!
やっと1枚撮れた、うーん、若干ピントがずれてる。
もう1枚と思ったら撮れず、しかたなしにヒメオドリコソウを撮っておく。

 

シャッターチャンスを狙い、しばらく追っていると、なんと、産卵始めた!
これは撮れた!やったね。証拠写真程度だけど。
そのあとで同じ個体かもしれないが、もう少しまともに写真が撮れた。
さらに、また産卵。今度は彼女が行った後に、卵の写真も撮った。

 

近くにはナナホシテントウもいた。
これからわかることは、まもなく、ここはアブラムシ天国になるということ。
またチェックしに来なきゃ。楽しみが増えた。
これはなによりおばあさんといっしょに歩いたおかげ。いやあ、ついてる。

 

ヒラタアブは似たようなのが多くて、同定に困る(というかたいていあきらめる)のだが、
今回撮ったのは色合いが独特ですぐわかると思ったら、大苦戦。
うちにある図鑑ひっくり返しても、ネットで調べても、ついにわからず。
もう眠くなっちゃったので、ツイッターに投稿して、2時間くらい昼寝しちゃった。
Acleris(あくれりす)先生に教えていただきました。
https://twitter.com/Acleris/status/1234002571133505537?s=20
まさかの超普通種、ホソヒラタアブ。
いやあ、それにしても銀色のボディがきれいだ。

 

もう一度キャベツ畑チェックしてから、再び菜の花畑へ。

 

ブロッコリーの花のところに、キタテハ
だいぶしてからハクサイの花(多分ハクサイ)のところにも。
さらに、同時に2頭見た。うーん、成虫越冬のキタテハ、今までどこで寒さをしのいでいたのやら。
ハクサイの花、というか菜の花のところは見た目だけでなく、においもムンムン。
暖かさと相まって、他にも撮影している人多数だった。寒いときは誰も横で撮ってなかったのに。

 

しゃがんで、以下にも菜の花だらけって角度で写真を撮ろうとしたその時、あ、
柵のところに蛹、発見!これは蝶の蛹だろう。アゲハではないな。
モンシロチョウの蛹ってこんなだったっけ?また今度調べておく。
大きく撮ったのブレてるので、また撮りなおす、近いうちに。それまで羽化するんじゃないぞ。


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