こーちょーの業務日誌/2020年5月/4日

Last-modified: Wed, 06 May 2020 21:47:02 JST (1454d)
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4日

昼飯前のK林

12時ちょっと前にK林到着。
1日に撮ったアブラムシを改めて見ようと(あの植物の葉の裏のはずだが、確信がなかったこともあるので)、まずはチェック。しかし、いない。
代わりにいたのは赤っぽいアブラムシ。
クワナケクダアブラムシでよさそう。
さらに、葉の上に蜂。
シブヤスジドロバチでよさそう。

 

ツツジの方へ。
近くにダイミョウセセリ。また。よくこの場所にいる。
ツツジの花にヒゲナガバチのメス。
ナミアゲハも来る。
背後で、変な音がする。
そういえばさっきからしていた。
不審に思って、音源を探す。
気のせいではない。
地面の方から?
いたよ。ジガバチだ。
穴を掘っている。
穴を掘るときに音が出る。
あとで調べて知ったが、穴を掘るときに翅がこすり合わされ、その時に音が出る。
そして、この音がジガジガ言うので(そうは聞こえんが)ジガバチという名がついたというのだ。
ジガバチのジは地面のジかと今の今までずうっと思っていた。
写真の良し悪しは別として、いっぱい撮った。
動画も。
穴を掘って、土を捨てるところ。ジガジガの音もかろうじて入っている。

そろそろと思っていたら、なんと、今度は穴に蓋をし始めた。

え?穴って蓋するものだったの。しかも、まだ幼虫のエサ入れてなくない?
それとも入れたところを見落としたのかな。
すぐ近くにエサを運んでおいて、それですぐ入れた?
いやあ、そんなことしたら、アリにかっさらわれるかもしれないし。
まだ入れてないでしょ。
ってことは、またあとでエサを運ぶために蓋を取るんだよね?
このあとの観察が楽しみ過ぎる!

 

A児にも見せてやりたかったが。やってきたのはもう少し後。
お昼ご飯を食べてから来たんだろう。
そのちょっと前。ツツジの方に注目していたら、クロアゲハ来たぁ。
撮った写真見てから初めてわかったが、オスだ。
少し歩く。今シーズン初、ヒルガオの花見た。証拠写真撮っておく。
ハルジオンの葉の上にヒゲブトハナムグリ。これのメスを見たい。
ツツジの方にナミアゲハ。急いで近づく。
メスだな。

 

このあとだ、A児きたの。
さっそく、クマバチのオスをゲット。
撮らせてもらう。

 

ツツジのところにカミキリもどき?
あっさりA児が採ってしまった。写真撮れんぞ。
「あ、これねえ、この辺に多いんだよ」
と言って、A児があっさり次のを見つけて、また採る。
写真が撮れん。
また見つける。
「写真撮らせてくれぇ」といって、やっと撮る。
その草、ヨモギのはず、をA児が摘んだ。
「え?どうすんの?」
「これを食べるんだよ」
「うそぉ?」
「この前もう一人の虫にくわしい人が言ってた」
「それは確かにくわしいな」
「ここに多いのは知ってた」
家に帰ってから写真を改めて見たらカミキリモドキではなく、あれ、カキミキリムシ!
調べたら、キクスイカミキリとあっさりわかり、さらに、ヨモギの茎に産卵、幼虫は茎を食うということまでそのまんま大当たりだった。

 

ニセアカシアが花を咲かせ始めた。セイヨウミツバチ、クマバチが来る。撮る。
A児が言うには、ミツバチの蜜を集めるため、わざとここに植えてあるという。
お昼ごはんこれから食べるから、じゃあと別れた後、
ハルジオンの葉につかまっているキムネクマバチを見る。
A児を呼んだ。
オスだねと言って、つかんだ。左の翅をけがしているようで、飛べない。
つかませてもらい、改めて写真を撮った。
再度別れてから、ナミアゲハがアブラムシを撮った木の葉の上に。
記念撮影しておいた。

 

自転車置き場に行く途中、ショッキングなものを目にする。
今シーズン初のスズメバチ…の死体。
コガタスズメバチだ。針があらぬ方向に折れている。
撮った後、アリの巣のすぐ近くに置いておいた。

昼飯後のK林

16時半近くに到着。虫を探すというよりここで過ごそうと『鬼滅の刃』を持ってきた。
コナラが樹液じゅるじゅる。多数のハエのほかにハナムグリ1。
シラホシハナムグリかな。

 

反対の出入り口付近まで行く。ん?ゴミ?不自然だなと近づくと鳥の糞色の尺取虫。
オカモトトゲエダシャクじゃん。ついに今年成虫見られなかった。
ここで探せば見つかるかもしれないというのは、収穫だ。

 

キアゲハがベンチ近くのハルジオンに止まった。
これは吸蜜ではなく、今晩ここにお泊りだな。
『鬼滅の刃』をベンチで読みながら、見守ることにする。
人が通るたびにひやひやする。特に、子供。
子供の場合、たいていは、タンポポの綿毛を積むのが目的。
お姉ちゃんがキアゲハがいるすぐ近くの綿毛を3つ摘んだ。
その弟が、気づいた。
「ひえ~~~」
「蝶じゃないの。蛾じゃないから」
お母さんがなだめたが、男の子はガクブル状態になっていた。ホッ。
やはりタンポポの綿毛を取っていく子が現れたが、すでにキアゲハの近くにはタンポポがなくなっているので、セーフ。
その後、あやしいお兄さんが、キアゲハを見つけた。
おっと反応したのが分かった。
ああ、なんか出す。
スマホか、スマホで撮影か。
え、あれはコンデジ。
さらになんか道具だす。
ルーペ。虫眼鏡。大きい。
ルーペ越しにもキアゲハ撮ってる。
素人じゃない。A児がいうもう一人の虫にくわしい人とは彼のことか。
彼の後ろ姿をTG-3で撮っておいた。今度A児に会ったら、彼かどうか聞いてみよう。

 

『鬼滅の刃』を読み始めたのは実際には17時過ぎてから。その前に、
やはりお泊りしそうなダイミョウセセリを撮る。
近づきすぎてこちらは最終的には飛んで行ってしまった。
ニセアカシアの花のところには、きれいな蜘蛛。

 

まだ明るいが『鬼滅の刃』を読み終わってしまった。やはり2冊持ってくればよかった。
帰りがけにコナラを見るとハナムグリはいなくなっており、代わりに今シーズン初の
家に着いたのはちょうど18時ごろ。

深夜のK林

23時過ぎ。
コナラの樹液チェック。昼間よりもすごいことになっている。
木のコブのようなところからは地面に滴り落ちている。
しかし、期待したコクワガタはいない。
キアゲハチェック。いた。
記念撮影して、家に帰る。


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