こーちょーの業務日誌/2020年4月/29日 のバックアップ(No.3)


29日 昭和の日はもともと昭和天皇の誕生日、以前はみどりの日

屋上

5時過ぎには富士山見えず、朝ドラ「エール」を衛星放送で見た後、もう一度屋上へ。
ほとんど見えないが、かすかにそれ富士山か。

 

昨日とほぼ同じ位置にムクドリ。
しばらくして、いなくなったと思ったらまた戻り、あれ、くちばしに何かくわえている?
カラスなどではよくあるが、巣材をくわえているようにも見えるが、虫のようでもあり、
とりあえず何枚も撮っておいた。そのうち、端の脚と思われる部分は多少こぼしながら、
食べてしまった。やはり巣材ではなく、虫か。
https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/908377/9b433dd8ade8b84c15700ea0ae52ad2e_4712f6534d19f25c6c302069526d81eb.jpg
画像を見たところ、サイズからして、ショウリョウバッタのメス?
しかし、この時期にはもちろん成虫はいない。
かなり傷んでいるようには見える。
ムクドリがよく地面をつついて掘り返してエサをとっていることを考えると、
地面に埋まっていて、アリに解体されず、腐食もあまり進まない死体を掘り起こしたのだろうか。
あるいはモズのはやにえをたまたま見つけたのだろうか。

 

よくよく画像を見ると、脚にも見えたそれはやはり植物の一部のようだ。
真ん中に何かおいしいものがあったのだろう。
https://kokonsen.amebaownd.com/posts/8169690

9時半近く、庭の観察。

 

ユキヤナギニは順調にユキヤナギアブラムシが増加。あわせて、ヒラタアブ幼虫も増加。
見たところ、アブラムシの方が優勢。
また、この前見たアブラムシを食う蜂のようなのが飛んできた。
仕草は似ている。しかし、すぐ行ってしまった。

 

以前から気になっているバラの葉の虫食いがあるのだが、一度見て以来チャエダシャク幼虫もさっぱり。
犯人は不明。虫食いあとは増えているように感じる。
一部はバラハキリバチかとも思ったが、明らかにそうではない食い跡もある。

 

つぼみのところにアブラムシ。
https://blog-imgs-140.fc2.com/m/u/s/musigasuki/P4296242.jpg
調べたところイバラヒゲナガアブラムシでよさようだ。
これはヒゲナガアブラムシとすぐわかる触角の長さとフォルム。

B公園

10時過ぎ、B公園着。
ムラサキハナナのコーナー、だいぶ花が減ってきた。季節は移り替わる。
日影が多く、盛り上がりに欠けるなか、ニホンミツバチがちらほら。
真剣に探してはいないが、ビロードツリアブは見ない。

 

ずんずん進む。パッと見、虫よりヒトの方がずっと多い。
それでも前回よりは減った。
苔が樹皮にたくさん生えている桜の古木に尺取虫、毛虫、葉蜂幼虫。
(葉蜂幼虫と思ったものは最初の尺取虫と同一種かも)
ツツジコーナーでアゲハを待とうとするが、いよいよこちらは花は減っている感じか。
ここのところ全くいなかった鳥撮りの人たちが複数。
キビタキのほかに何かいるらしい。
そんなところで、今シーズン初のヒゲナガガ発見♪
しかし、いい角度で撮れなかった。
https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/904660/45fbf285fc45b82339e1a54a217ad1e7_55aadd430d9abe08e809f201ec0bf72d.jpg
ヒトを避けて、花壇の方へ。
移動途中、キムネクマバチがハルジオンに。あの体重で花がたわむ感じがたまらない。
花壇の近くにツツジもあり、こちらはよく咲いている。
ツツジの葉上にムシヒキアブ発見。この前見たマガリケムシヒキだろうか。
さらにチャバネアオカメムシも。
ダイミョウキマダラハナバチが草むらの方に飛んできた。
そして、セリバヒエンソウに丸っこい蜂。
ニッポンヒゲナガハナバチのメスのようだ。

『日本産ハナバチ図鑑』役に立った!

と、黒い蝶がやってきた。オオアマニナのところに舞い降りた。
あれ、あれは、ルリタテハだ。花の蜜なんて吸うの?
どうも止まっているだけだ。
と、目の前にダイミョウセセリ。
近すぎる。一歩下がって撮影。
そしてまたルリタテハを狙う。ポジションが悪い。
どうしても手前に別の葉っぱがかかってしまう。

飛んで行ってしまった。
空振りした写真の右下に、小さいがフォルムのしっかりしたバッタが写っていた。

ダイミョウセセリをまたとっているうちに、ツツジのところのでっかいガガンボに気づく。
マダラガガンボかその近縁種のようだ。とにかくでかい。
オスだ。

オオアマニナやセリバヒエンソウのところに、ハチたちがやってくる。アブも来た。

黄色いチューリップの花びらの内側に、ちっちゃい虫。
カメムシ目であることだけは間違いないが、なんと言ったっけ、これ。
以前やはりB公園で見たものだ。
と、その20秒もしないうちに、来たよ、ついに黒いアゲハ!
さっきから何度かアゲハ系は目撃していたが、白いツツジで吸蜜。
一瞬、セリバヒエンソウの方にも。

そして、またツツジの方に。赤紫のツツジもあるが、まったく目もくれず、白専門。
蝶にはどのように見えているのだろう。

何枚も撮ったが、なかなかいいのが撮れない。
撮りながら、あれ、尾状突起、青い光沢がある。
これは、クロアゲハではなくカラスアゲハ…!!

あまりいい写真は撮れなかったが、はっきりカラスアゲハのメスであるという証拠は残せた。

あれ、いつの間にこっちに飛んで行ったというのを追いかけようとしたら、
それがターンしてきて、2頭が混ざり合う。
さっきまで撮っていたのとは、やはりそっちは違った。
2頭が絡み合いながら舞い上がる。カメラを上に向けて適当に撮ったがやはりピンボケ。
しかも1頭しか写っていない。
そのまま消え去ってしまった。

一番の目的が達成できたので、移動。
木の手すりの上でヒメザビキコリ。あれ、今シーズン初かも。

アオダイショウコーナーへ。
なんと、2頭がすぐ近くに。

他にもギャラリーが寄ってきたところで入れ替え。
と、そのご褒美か、今シーズン初のイトトンボ。
アジアイトトンボかアオモンイトトンボ。前者かな。

1枚しか撮れずで移動。木の手すりの上にネグロセンブリ。

見慣れたのに比べ、やや小さい。1円玉と記念撮影。20mmないな。

さらにこの前撮ったの時っと同じ種類の蜘蛛。スタイル的にカニグモの仲間かな。

葉の上に虻が飛んできたと思ってとりあえず撮ったら、アシブトハナアブ。

木の杭にオオホシカメムシ。止まっていたのに、近づいたらバレたか。動き出した。
今までそう感じたことはなかったが、写真を撮っていたら、翅の模様が人面に見えてきた。

金属のフェンスにマダラガガンボ。今度はメスだ。

虻にハエトリグモにバラ科の花に来るヒラタアブ。
ああ、楽しいB公園。

家に帰る途中、キツネアザミを再チェック。意気は日陰だったところ、
作戦通り日向になっており、シャッター速度を稼げる。
なんと、今度は別種の黄色っぽいヒゲナガアブラムシがついている。
アリも、これがトビイロケアリなのか?ちっちゃな赤いのだけじゃなくなっている。

K林

ランチ後、14時半近くからK林へ。
はっきり言って時間が遅いから期待していなかった。ツツジの咲き具合を確認しておきたかった。
薄紫のツツジはまさに見ごろ。通る人たちはやはりそこで立ち止まって眺めていた。

さて、蝶は大当たり!
ナミアゲハ、キアゲハはもちろん、今シーズン初のアオスジアゲハ
しかも、ハルジオンで吸蜜。初めて見た。ハルジオンで吸蜜。
さらに、ヒオドシチョウも見られた!翅はボロボロの越冬個体。よく頑張ったね。
(以前撮って全部キタテハだと思っていた中にヒオドシチョウがまぎれている疑惑なので、
今シーズン初かどうかはいったん置いておく)
ヤマトシジミももちろんいたよ。モンシロチョウもね。

ツツジの花のところになにか飛んできて、あれ、花の中でひっくり返った?
なんかどんくさい動きだなと思ってよく見ると、今シーズン初のコアオハナムグリ。
翅に乾いた土もついてるよ。
とにかく動きが遅くて、撮りやすい場所まで来てくれるのに待ちくたびれたから、
左手でちょっと枝引っ張ったりした。花に再び入ることを期待したが、望み薄なのであきらめ。

と、ツツジの別の花にも虫。蜂かと思ったらこちらも甲虫。

どうもヒラタハナムグリでよさそうだ。
また役に立ってしまった『日本の昆虫1400』。
本当にありがたい。

そしてまた毛むくじゃらの太っちょ虻がわからない。

夜、自宅

キツネアザミにくる黒いアブラムシの正体が分かった。
イヌホオズキクロアブラムシだ。学名:Aphis fabae solanella
『アブラムシ入門図鑑』にも、多食性のところでマメクロアブラムシの亜種として出ていた。
(ただし、イヌホウズキクロアブラムシとなっていて、鬼灯は”ほおずき”なので、
ちょっと間違い。同じ間違いをしているネット記事はいくつも見つかる)

【関連事業】 || 混沌の間 || やっぱり虫が好き。 | 半分、エロい。|
Copyright © 2019 混沌 All Rights Reserved.