こーちょーの業務日誌/2020年4月/19日 のバックアップ(No.4)


19日 雨上がりは観察という鉄則

地域によっては豪雨をもたらせた雨、富士山にはたっぷり雪を降らせて、屋上からはポカポカしながらくっきり見えるという珍しい状況。
https://fujisanbakari.amebaownd.com/posts/8104558
10時過ぎ、庭にはハエトリグモ。
ネコハエトリだ。
等倍撮影で近づいてもやけに逃げない・動きが鈍いと思ったら、獲物をがっちりつかんでいた。
よくよく見るとアブラムシだ。
角状管は黒いが尾片は黒くない。
ユキヤナギアブラムシではなさそうだ。
有翅型であり、バラの葉の上であり、ご新規様をがっちりゲットしてくれたか。

A川からB公園へ

家を出るのが11時近くと遅くなってしまったが、A川からB公園へ。
A川沿いでは鳥や花の写真を撮るも昆虫は特に撮らず。
白いチョウが、あ、行ってしまったというくらいか。
B公園へ。

ハナニラ、減ったなあ。ムラサキハナナはまずまずある。
あ、クマバチ。
花にいるところを撮ろうとするが、着花した瞬間、その重さで大きくたわむので、
撮りづらい、撮りづらい。
1枚だけ撮れたのは二ホンミツバチかな。

B公園、人が多い。
密です!密です!と叫びたくなる。
カントウタンポポが増えたところで多くの時間を過ごす。
さいわい、ここではほぼノー密だ

カントウタンポポにはいろいろな虫が飛んでくる。しかも柵からすぐそこなので撮りやすい。
オレンジ色のニクい奴(といえばこーちょーが子供のころは「夕刊フジ」だったが)、
いまだ名前の分からない、虻。
花粉まみれで複眼まで真っ黄色。

さすがに目をこすっているようだ(笑)。

瑠璃色のハムシが飛んできた。体型的にルリマルノミハムシではない。
ここに多いのは、ハンノキハムシだが、まだ今シーズンハンノキハムシを見ていないし、
もうこれはわからないということでお蔵入りにする。瑠璃色のハムシは分が悪すぎる。

木の手すりの上には、ちっこいちっこいハエトリグモ。
幼体で小さいのか、すでにこれで成体なのかわからないのがつらいところ。

ファインダーをのぞいていたら、突然巨大な影。
わあ!と思わず声が出た。肉眼で見たら、だれが呼んだかじゃりっぱげこと、
アカスギキンカメムシの終齢幼虫。確か、今シーズン初(もともとこの形で越冬)。

さらに、手すりの上になにかの幼虫。どこかで見たことあるんだけど、なんだっけ…。

そして今度は尺取虫。縮んだところを撮ろうとするが、これがまたなかなかうまくいかない。
伸びている時のほうが撮りやすいな。

カントウタンポポにちっちゃい蜂。

向こうの単子葉の葉上に大きなハエトリグモ。

さらにちょっと距離のある淡い青紫の花に蜂。ん?ヒゲナガバチのオス!
白っぽいのでニッポンヒゲナガバチではなく、シロスジヒゲナガバチか。

その植物は、チョウジソウという名前のようだ。ほかの場所で案内を見つけた。
チョウジソウにはキムネクマバチもきた。

と、そのとき、すぐ手前の白い花(多分オオアマナ)にヒゲナガバチのオスが来た!
シャッターチャンス!!
それにしても、変なところに止まるな。向こうにも花があるのかなと思っていたら、
こっちのほうに来た。なんと、メスがいて、その上にオスが乗っていた!
メスは全く気が抜けないな。これで花のところで止まって見えたのはオスだけだったのか。
さっきからなかなか止まらないやつがいるかと思ったら、メスとメスを追っているオスだったんだな、きっと。

動画にも撮ろうとしたら、スイッチ入れて数秒で飛び去ってしまった。
ほぼなにも映っていなかったので、こちらは消した。

その後目新しいものとしては、カントウタンポポに見たこともない形のアシナガバチ?
アシナガバチは大好きなのでしょっちゅう図鑑を見ている。こんなの見たことない。
オスか?いや、この時期は女王蜂だけだろう。なんだこれは…。
https://livedoor.blogimg.jp/konton57-ero/imgs/5/8/582b7319.jpg
フタモンアシナガバチでは絶対ないし…。
ダイミョウキマダラハナバチと判明した。
http://hanbun-eroi.blog.jp/archives/22635253.html

白蝶が飛んできた。たまに止まる。あ、ツマキチョウだ。
さらにオスが迫ってきた。逃げるメス、追うオス。さらにそれを撮ろうとするこーちょー。
写真は5枚残っているが、どれも失敗写真。
さらに追うも、そこに網を持った子供が…。「勘弁してよ」思わず声が出た。
一閃。後ろのほうがつかまった。
「白いのつかまえた。ツマキだ」
ママに話してた。
聞こえてくる会話。ママも詳しい。
さらに登場したパパも網持っている。容器も。
こりゃ採集家族だ。

13時になろうとしているので、毎年恒例のアオダイショウチェック。
13時は一番地温が高い。これで見られなければ今日は見られないだろう。
この前いた西側にはおらず。
東側に目を転じると、なんだ、こちらもいないか、いや、いた。
顔見えないかと思ったら、変な姿勢になっていた。見えた。
全体が入るようにうんと離れて望遠で撮った後、ん、この場所ならば、すぐ近づいて、上から撮れるなと。
覗き込む。
異変に気付いたか、舌を出す。
そこを撮ろうとするがうまくいかない。
さらに近づくと、警戒して、少し後退。
また舌を出し入れ数回。
ひっこめきる寸前だけなんとか撮れる。
近づけば近づくほど、お尻から穴に入っていってしまった。
穴熊ならぬ、穴蛇。完全に見えなくなった。

ムクノキのところ。ムクノキは今後切られる対象になっているが、まだ無事。
シャガの花に来る虫をちょくちょくチェックしているが、未だ見ず。
ヒラタアブが来たが、花に用事があるというより翅休めのための一時停車か。
エノキに幼虫発見。いろいろ撮らせてもらう。

ミニ花壇へ。
アブラナにアシブトハナアブくらい。
ハナニラに似ているけど絶対違う花。調べたら、オオアマナのようだ。

昨年、樹液ダラダラだったコナラチェック。
スズメバチはいないが、あ、ゾウムシ?
カシワクチブトゾウムシのようだ。

自転車を手で押しながら再びムラサキハナナのところへ。
シロスジヒゲナガバチ(多分)のメスにニホンミツバチ(多分)にビロードツリアブ
家に帰ったのは14時15分過ぎ。

A川からK林、I公園へ

ランチ後。15時半過ぎ。
A川にまだコガモがいた。
カワセミが鳴きながら南下。青いボンヤリした点だけの写真が撮れた。

人家の外壁に大型のハエトリグモ。見覚えあるやつ。
『ハエトリグモハンドブック』で調べたら、シラヒゲハエトリのメスだ。

K林。
やはり、もう時間が遅いか。
不発…と思ったら、ハルジオンのところにお泊りしているツマキチョウ発見。
ここにもいるんだ、ツマキチョウ。それも発見。
まずは300㎜で、そして、60㎜マクロに切り替えて撮る。
そして、大股で一歩ずつ近づいて撮る。また一歩近づいて撮る。
もうすぐそこ。
向こうの駐車場に赤い車が止まっている。
これをうまく入れられないか絞りを変えて撮る。

限界まで近づいて撮る。

ところで、これはオスなのかメスなのか猛烈に気になる。

とりあえず、顔の正面も撮ってみる。
出来はいまいちだ。

モンシロチョウに比べて小さい。それがなんとかわかるように人差し指と記念撮影。

左からばかり取っていたので、右側からも撮ろうとハルジオンを手にしてこちらにひねると、
なんと、オスであることが判明!
なぜか右側の翅だけ一部鱗粉が薄い。

ハルジオン、一部極端に桃色の強い舌状花を持つ個体がある。
美しい。
とそんなところへ、ヒメヒラタアブの仲間。
閉じた翅で光の回折が起きて虹色に。
脚先には花粉がついてる。こうやって運んじゃうんだな。

物足りなので前にいこうと思っていけなかったI公園へ。
途中、いつも通らないところをあえて通ったら、あまりに見事なフジがあり、言葉を失う。
電信柱に絡みついている。家にも。いいのか、これ、というレベル。
上の方では蜂がたくさん飛んでいるが、背景の空に雲が多く、いい写真は撮れなさそう。

I公園は、封鎖されていてグランドには降りられず。

I公園へ行くのにA川沿いでは大型マンションの住人が中心だろうか、
とても多くの人がジョギングしている。
1.5m離れていてもそのすぐ後ろを自転車で同じくらいの速さで通るのはとても嫌な気持がした。
実はこれって密に近い状態にならないか?

帰りはまた大回りして、L家の前を通る。
この前気づいたキツネアザミの花の写真を撮っておく。

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