こーちょーの業務日誌/2019年9月/10日 のバックアップ(No.7)
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10日 台風一過のB公園、そしてD公園へ
7時前、屋上からの富士山は昨日とは違い、見えるや見えざるや。
B公園 ヤブヤンマ
出発が遅くなり、10時半をもまわる。
B公園、あちこちテープが張ってあって、入れなくなっているよ。
そんな中、あちこちハラビロカマキリ。
今年はやたら見る。今までの人生でこんなにハラビロカマキリ見たことあったっけ?
カマキリは写真撮っているうちにこっちに気づき、カメラ目線になることも多い。
そんな過敏になっているところだったせいか、近くを別の人が通ったら、翅を広げていた。
何度見てもびっくりする。え?と思ってカメラ構えた時は、だいぶ翅は閉じてしまった。
それとスズバチ。これまたやたら見る。
1匹をやたら撮っていて、もういいかと行きかけたら、すぐ近くにまたほかの2匹。
いつもの樹液じゅるじゅるクヌギに向かうところ、危うく踏むかと思ったアカボシゴマダラ2。
地面にいるメスにオスが求愛しているようだ。メスは全然動かず、まさか死んでる?
何枚か撮った後、メス(のはずだ)の触角をつんと触ってみた。
少し反応はしたが、鈍い。もう一度。
飛んだ。
が、すぐ近くに降りる。オスはまたも絡むが、やがてあきらめた。
ちょうどメスがさかさまに止まってくれたので、お尻のアップも撮った。
もう産卵した後なのかな。
いつものクヌギには、昼にもかかわらず、蛾。翅はボロボロ。
4枚目、さらに撮ろうとしたら、逃げられる。
近くの葉の上では、ルリタテハが日光を反射して美しい。それが写真に入らない。
撮っているうちに、そのクヌギに止まる。翅を閉じたり、開いたり。
どちらも絵になるから好きだ、ルリタテハ。
先に進む。フラ~ッと黒っぽいトンボがやってくる。コシアキトンボ…ではない。
ササの藪の中に入った。止まった。ぶら下がり型のとまり方だ。心弾む。
さあ、新しい望遠レンズの面目躍如。
ヤブヤンマだ。B公園で人から教わらず撮ったの初めて。
こんなところに姿隠すのか。まさにヤブヤンマ。初めてその名に納得がいった。
それにしても、フラッシュ焚くと、相変わらず美しい。
マクロレンズに換えて、藪の中を進撃し始めたら、逃げられちゃった。
人工コースでは、イチモンジチョウの幼虫がもう見られない。
ジャコウアゲハの卵はいい加減孵ったと思うが、幼虫も見当たらない。
だれか卵も含めて持ち帰ってるんじゃないかと実は前から疑っている。
そんなことを思いながらぼんやりしていると、カラスアゲハのメスが産卵にやってきた。
向こうの木もコクサギなのかな。なかなか産まず、
産んでいるとしたらずっと向こう側でなんとももどかしい。
1枚、まったくピントが合っていない写真だけがなんとか証拠として残った。
B公園を脱出しようと自転車に向かう途中、表の翅が紫の蝶。
ん?ムラサキシジミにしては、でかい!尾状突起があるぞ。
ムラサキツバメにしてもでかくないか??
ムラサキツバメしか思いつかないが。
川 ハグロトンボの産卵
B公園とD公園の間にある川。
水草は台風がらみでたくさん流されたのか、だいぶ減っていた。
ギンヤンマのオスは、メスを探してウロウロしているものがパラパラと。
この前オスが1頭だけいたハグロトンボ、今日はオス1、メス1。
カップルなのか、隙を見てオスはメスを襲おうとしているのか、最後まで確信は持てず。
行動を見る限り、カップルだったのではないかと推測。
メスは産卵をしていた。
そういえば、水は全く臭くなかった。いろいろ流れたのか。
D公園ランチ前 ツクツクボウシのメス
到着は13時15分。
入り口付近に着くなり、ゴマダラチョウがお出迎え。見たの久しぶりも撮れず。
駐輪場のところにいて撮れたのは、アカボシゴマダラ。
少し歩く。ちょっとした雑草地帯に多くの蝶が舞う。B公園と違って、下草多いなあ。
キツネノマゴにキタキチョウ、この時期定番イチモンジセセリ、そして、ん?
ヤマトシジミより微妙に大きく、翅の表は真っ黒だな、ベニシジミでもないぞ、ツバメシジミだった。
J川沿いをちょっと歩く。擬木柵が観察のメイン。なんといっても虫を探しやすい。
わ、出た。キマダラカメムシ幼虫。ほんとによく見る。
お次はツノカメムシの仲間。この前のB公園のもそうだが、セアカツノカメムシであろうと思うのだが、
背中があんまり赤くなくて、前胸背両側の張り出しが、黒緑色ではないんだよなあ。ほかの特徴は一致しているのだが。
うわ、足元にスズメバチ。黄色っぽい。ヤダ、この動き。キイロスズメバチだ。くわばら、くわばら。
距離を撮って撮影。動き激しく、2枚しか撮れず。
J川から少し離れる。樹液の出ているクヌギを探し回るも見つからず。ランチにするべくファミレスへ向かう。
途中、小さなカメムシ。同じのが複数。こりゃまた同定が大変そうだな。
葉の上のを撮っていたら、柵の上にいたやつがレンズの上まで登っていたりもした。
池のほうに行く。柵の上にセミ。サイズからしてツクツクボウシだな。
今年ツクツクボウシの写真は撮っていないなと思っていたらこれだよ。
大きさ比較のために左人差し指と記念撮影。全然反応しない。
つかまえてみた。おとなしい。メスだ。
セミヌード撮影後、近くの木に放す。これまた逃げない。もう産卵も終えて死期も近いのか。
最後に離れて撮ってみたが、うわ、これはわかりづらい。セミの擬態、たいしたものだな。
ここには出さなかったセミヌードはやっぱり虫が好き。の該当記事 http://musigasuki.blog.fc2.com/blog-entry-77.htmlに。
ツイッターでクイズにしてみたら、多く人が参加してくれてうれしい。
https://twitter.com/konton57/status/1171309705349623808?s=20
みなさま、こちらが答えになります。
橋を通ってファミレスに向かう。ギンヤンマこそあちこち飛んでいるが、
この前(8月29日)にあれほどいたイトトンボがまるでいない。
水生植物も台風の影響か減っているように思う。
D公園ランチ後 クワガタ採りの母子(♂・6さい)
2時間近くファミレスで過ごし、樹液じゅるじゅるのクヌギを探して再出発。
公園に入ると、杭のところにかなり傷んだ(寄生された後のような)アオスジアゲハの幼虫っぽい青虫。ピントもちょっとあってなくて、不明。
単子葉植物の葉の上に1円玉よりも小さい蛾。
そして、ついにイトトンボ発見。これがまた何イトトンボだかわからない…。
サトキマダラヒカゲ1枚撮った後しばらく歩くと、木の肌に違和感。
こういう時はたいてい虫だ。近づいてみるとキマダラカメムシ。
まただ。あれ、ここも違和感。あ、これもだ。上を見ると、え、え、え、え、
キマダラカメムシだらけ。まさかだろ。ホラーレベル。1枚の写真に入りきらない。
すぐ近くの小枝に赤くないけど赤トンボの仲間。
この前学習したばかりだぞ、ノシメトンボとコノシメトンボの違い。
さあ、来い。胸を横から見て、撮ってと。なぬ?模様がほとんどない。なんだこれは…。
マユタテアカネのメスのようだ。
こんなこともあろうかと正面からの顔もばっちり撮っておいた。
しばらく歩くと、またツノカメムシの仲間。
そして、ついに、樹液の出ているクヌギ発見。ちょびっとだけど。
この辺はクヌギが多いな。最初探したところはコナラが多かったが。
根元にスズメバチ。今年B公園ではほとんど見ないモンスズメバチ。
ポイントはこの近くだなと散歩がてら歩く。
匂う。匂うよ。文字通り。樹液の匂いが。
ついに発見。
ちょっと距離があるが、シャッター速度優先にして1/320秒でフラッシュ撮影。
あ、クワガタがいた。多分コクワガタ。
さらに、樹液スポット。
写った。黒いカナブンにスズメバチ2。下のほうはモンスズメバチ。
中央のは、ずいぶん腹が黒いが…コガタスズメバチかな。
いや、触角が根元も黒っぽいし、体もちょっと大きいし、もしやモンスズメバチのオス??
家で気づいたのだが、ハラビロカマキリも写っていた。
このすぐ後、網と虫かごを持った母子が登場。
あ、もう1匹小さいコクワガタがいた。
樹皮にピントが合ってしまい、コクワガタはピンボケ。
お母さんといろいろ話す。何度か来ているとのこと。
コクワガタいましたよと写真を見せると男の子が猛烈に欲しがる。
年齢聞いたら6歳。チコちゃんより1つ上だな。年長とのこと。
てな話をしていたら、ハラビロカマキリが何かつかんだ。
確かにその右上の方を何か黒いのが歩いてた。ゴキブリかな。
あ、カマでつかめない。硬そう。さっきのピンボケで撮ったコクワガタだ。
姿が見えなくなった。上の方に急ぎ足で逃げたか。
また男の子が猛烈に欲しがる。気持ちはわかる(笑)。
と、1匹、最初のがうろのところに入り込んでいた。ゴキブリではないよなとよーく確認する。
誰もピンセットは持っていないので、私が見えているお尻を手でつかもうとしてみたが、
やっぱり逃げられた。一瞬、大あごのほうも見えたが、すぐに完全に隠れてしまった。
母子はまたあとで来よう、やっぱりいるんだね、いることわかってよかったねと帰っていき、
私も帰ることにした。