カネタタキ

バッタ目　カネタタキ科　

カネタタキ（鉦叩）

だいたい立秋のころから鳴き始める。樹上性。

こーちょー談

初めて聞いたのは高校生くらいのときか。
家の中で今まで聞いたこともないコオロギやキリギリス系のチッチッチッとリッリッリッの中間のような鋭い金属系の大音響が鳴り響き、散々探し回った挙句、玄関で発見。
　
まさかこんな小さな虫があれだけの音を出すことに衝撃を受ける。
　
振り返ると、下駄箱の奥で鳴いていたのが、ちょうど壁やげた箱を作っている木と共鳴して大きな音になったのだと思う。
　
以後、すぐに街中でこの鳴き声を認識できるようになったか記憶に定かでない。
認識できるようになってからは、ここまでありふれた虫であったことに、またもや衝撃を受ける。
　
鼓膜はそれまでも振動していたのに、脳が認知していなかったんだね。

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